• ランニング、洋書ミステリー、ドクターのつぶやき。ちょっとはなれてあれこれ考えました。

海外歴史小説

ケン・フォレット作「ネバー」

 21世紀におこりうる核戦争の恐怖を描いた作品です。ケン・フォレットの作品はほぼすべて読んでいますが、複雑なプロットのなかに浮き上がる作中キャラの個性が生き生きと描かれていて、毎回読むのが楽しみです。  本作ではサハラ砂 ...

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オデッサファイル

 フレデリック・フォーサイスの作品です。第二次大戦後、ナチスの残党がアルゼンチンをはじめ世界各国に逃亡したことはよく知られていますが、豊富な資金源を背景に一種の互助組織を作り上げました。これがオデッサです。偶然のきっかけ ...

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弁護士の大活躍

 年末年始にいくつかミステリー物を読んだので紹介します。Litigatorはジョン・グリシャムさんの作品です。超大手の弁護士事務所に在籍する若手弁護士がある朝突然事務所から飛び出し、近場のバーに駆け込みます。そこでぐでん ...

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Sycamore Row(シカモアの並木道)

 前回紹介したジョン・グリシャムさんのTime to Kill,Time for Mercyの2冊の間に出版されたのがこのSycamore Rowです。ミシシッピ州の片田舎の町クラントンに住む弁護士ジェイク・ブリガンスが ...

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久しぶりのジョン・グリシャムさん

 だいぶ前にジョン・グリシャムさんの小説を読んで感心したのですが、アマゾンで新しい小説が出版されていたので久しぶりに読んでみました。  真子さん・小室さん夫妻の話がマスコミをにぎわせているので、アメリカの弁護士さんはどん ...

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夕暮れと曙(the evening and the morning)

 ケン・フォレットの大聖堂シリーズ第4作が9月30日に上梓されました。舞台背景は起源1000年ごろのイギリス、ウイリアム征服王のイギリス上陸よりずっと前、まだイギリス沿岸をバイキングが荒らしまわっていた時代です。  いず ...

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World Without End(果てなき世界)

 キングスブリッジ3部作の第2弾、第1作から200年後、町は繁栄し、第1作の主人公たちの子孫が今回は活躍します。 前に読んだときは前作ほどのインパクトがないと思いましたが、当時のヨーロッパ世界にきわめて大きな影響を与えた ...

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