• ランニング、洋書ミステリー、ドクターのつぶやき。ちょっとはなれてあれこれ考えました。

オデッサファイル

 フレデリック・フォーサイスの作品です。第二次大戦後、ナチスの残党がアルゼンチンをはじめ世界各国に逃亡したことはよく知られていますが、豊富な資金源を背景に一種の互助組織を作り上げました。これがオデッサです。偶然のきっかけからイギリス人のジャーナリストがこの存在に気付き、イスラエルの諜報組織の助けを借りて組織の中心に肉薄しますが、気づかれて殺されそうになりきわどいところで脱出します。その過程で大戦中戦死した父親の最後が明らかとなり、殺した犯人が明らかになりますが、きわどいところで逃げられてしまいます。

 フォーサイスさんは国際紛争を専門とするジャーナリストから作家に転身した人です。読んでいると、どこまでが事実で、どこからがフィクションなのかわからなくなる小説です。戦争が、積極的にかかわった人だけでなく様々な人の運命を変えてしまう。手に汗をにぎる作品です。

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