• ランニング、洋書ミステリー、ドクターのつぶやき。ちょっとはなれてあれこれ考えました。

ボディ・バッテリー

 ガーミンの心拍数計測型スマートウォッチを使うと、スマホで毎日の運動量や睡眠時間・カロリー消費量などを見ることができますが、あたらしくボディ・バッテリー(body battery)という項目が加わりました。

 100点満点中何点かで、現在のからだの調子がわかるというもので、心拍数の微妙な変動と、毎日の運動量から算出しているみたいです。

 自律神経の働きが順調なとき、交感神経と副交感神経の働きは波のように変動しています。そうすると心拍のリズムにわずかな揺らぎが生まれるので、機械でこの揺らぎを計測することができます。ストレスが強くなると揺らぎが減少し、ストレスがなくなると揺らぎが復活します。だから揺らぎが少なくなったときはストレスが強いときなので、生活の中のストレスの度合いが計れます。

 上図でオレンジで示されているところがストレスがあった時刻・強さを示しています。グレーが運動量(アクティブ)で、ストレスやアクティブがついているところではバッテリーの減りが速いというわけです。

 一月ほど使ってみた印象では、自覚的な疲労度をよく示していると思いました。なんだか疲れが残ってすっきりしない・体が何となくだるいといったときはバッテリーが朝から低めです。睡眠時間が少なかったり、あまりよく寝れなかったときはバッテリーの回復が少なくなります。
 また運動のきつさもよく反映されている気がします。ランニングやウォーキングを趣味としている場合、一日の歩数や移動した距離を目安にして運動量を計ることが多いですが、スピードトレーニングやインターバル走のようなきつめのトレーニングを行うときは歩数・距離以上に疲労が蓄積されます。また急に距離やスピードを増やしたときは、からだに新しい負荷が加わるためか疲労感が通常以上に増します。前日に距離以上にきついと感じる運動を行った翌日のバッテリー量はいつもより減り気味になっていて、自分で感じる疲労感覚により近いと感じました。

 コロナ騒ぎはまだしばらく続きそうです。かぜをひかないために体調管理が大事ですが、ボディ・バッテリーをうまく利用すればトレーニングだけでなく体調管理に役立ちそうです。

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