連休に娘のところに遊びに行ってきました。大阪なので、住吉大社、奈良の春日神社と東大寺、最後にあべのハルカスの展望台に昇ってきました。コロナウイルスの影響かどこも混んでいなくて、のんびりとした旅行ができました。
青梅マラソンを走った後に東京マラソンの一般参加中止が発表されて、私が参加する予定だったマラソン大会も2つ中止になってしまいました。しょうがないのですが、それを目標にトレーニングしているのでがっかりしました。
走り始めたころは、走ることそのものが楽しくて、ペースやフォームなんかまったく気にせずにあちこちの街にふらふら走って出かけていました。車だと何気なく通り過ぎてしまうところにきれいな花が咲いているのを眺めたり、古い川筋や旧道をたどって昔の風景を想像したり、小さな旅の連続でした。
初マラソンを完走した時の達成感はすごかった。そこからランニングにまじめに取り組むようになったのだけど、もしかしたらなにか大切なものを置き忘れたのかもしれません。
むかし伊豆の海岸沿いの病院に赴任したことがあります。温泉街からずっと上ってみかんの段々畑を抜けたところに病院があって、窓から見ると太平洋がずっと広がっていました。
背後には伊豆の山々、海岸沿いは整備されて走りやすく「なんでランニングしなかったのだろう?」とつい思ってしまいますが、子供たちはまだ小さかったので、ひまができれば東京に戻ったり、反対に家族がこっちにやってきて一緒に暮らしたりで、それなりに忙しい毎日でした。
まだ存命中だった両親といっしょにあちこちの温泉や行楽地に行ったのは楽しい思い出です。
走らないぶん、時間がゆったり流れる気がします。これからはもう少し楽しむランニングを増やしていこう。そう思いました。