• ランニング、洋書ミステリー、ドクターのつぶやき。ちょっとはなれてあれこれ考えました。

脳の疲れがわかるようになった

 ガーミンのスマートウォッチを利用していると、いろんなことがわかります。先日人前で話す機会があってその日のボディバッテリーを調べてみたら、思った以上に疲労しているのがわかりました。14時から17時ごろまでストレスレベル(オレンジの部分)が高いのですが、ちょうど演壇に立っていた時間にあたります。慣れない場所で、初めての聴衆に話をするのはやはりストレスなのですね。ストレス量でいうと、フルマラソンや中距離のトレランをやった時と同じくらい、そのわりに筋肉痛も出ないし(あたりまえか)、もっと軽いかと思っていました。
 これって脳の疲労レベルを表しているわけです。疲労の度合いでいうならけっこうきつかったということです。疲労というとどうしても肉体疲労を考えてしまうのですが、最近では疲労の本質は脳の疲労だと考えられています。精神的なストレスの多い毎日を暮らしていれば、脳が慢性的な疲労状態になるのはうなずける気がしました。

 ふだんの仕事でも人とけっこうお話をするのですが、慣れた環境で慣れた仕事をしていれば頭をつかっていてもそれほどストレスにならないのかもしれません。そういえば、マラソンは肉体的に疲れますが、トレランは頭も疲れる気がします。地図を読み、自分の位置を確認し、どのコースをとるか考え、ペース、補水や休養のタイミングを計る。トレランの方が頭を使っている気がします。疲労というとつい肉体的なものを考えてしまいがちですが、こういう精神的な疲労をきちんと(定量的に)表せる装置がもっと一般的になるといいなと思いました。

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